メキシコの主要プロレス団体CMLLと雑誌LADYS RING、株式会社メキシコ観光の3社が25日、女子プロレスの「ルチャフェスタ」を新木場で開催した。

メインイベント(第5試合)でウナギ・サヤカ(34)と駿河メイ(24)がタッグを組み、CMLL最強女子コンビのジュビア&ハロチータ組と時間無制限3本勝負で対戦した。

大会前に行われた記者会見では「ジュビアとハロチータとCMLL、運が良かったな。お前らを査定してやるよ」「3本勝負がっちり決めて、私が(CMLLの本拠地)アレナ・メヒコに乗り込みますよ」と息巻いていたウナギだったが、1本目にフォールを許し、1-1で迎えた3本目にはジュビアに後ろから両腕を極められてまさかのギブアップ。ウナギが2本取られて1-2で惜敗した。

ただ、ウナギはさぞかし落ち込んでいるかと思いきや、試合後にリング上でマイクをつかむと「あー、悔しい。絶対メキシコに行きたいんだよ。この中で1番偉い人、誰だ? 今日来てんだよな。お前か! ちょっと誰か通訳してくれ。かわいい、かわいいハゲちゃびんめ」と、CMLLのルテロス社長を「ハゲちゃびん」呼ばわりして、メキシコ行き願望をアピールした。

この日は第3試合に出場したTABATAがトップロープから場外の狐伯へ向けてムーンサルトプレスで飛んだ際、右肘を負傷。脱臼したとみられ、試合続行が不可能となった。痛々しいアクシデントも起きた1日だったが、ウナギは持ち前の明るさで不穏な空気を一掃してしまった。

ウナギは社長の前でひざまずきながら「私は絶対にメキシコに行きたいです! そしてジュビアとハロチータも、アレナ・メヒコで私とやりたいと言っています」とデタラメだが熱意のこもった言葉であらためてアピール。その後の会見で同社長から「メキシコに日本人のレスラーがやってくるのは重要なこと。逆もしかりです。一緒にルチャリブレを盛り上げていく。2つの異なる文化が重なる時、そこに大きな発展があると思っています」というコメントを引き出した。

ウナギは「(メキシコに行くには)勝たないといけないと思うので、もう1回、無理やりメキシコ人を日本に連れてきて。10月に(メキシコで)大きな大会があるので、それまでに何とか日本で大会をやって、私が勝って、メキシコに行きたいと思います。(パートナーは)駿河メイ以外で」と今後の展望について説明。最後は駿河に教えてもらった「ムーチャス、グラシアス(スペイン語でありがとうの意)」で会見を締めくくった。【千葉修宏】