現役医師のキックボクサー、MASATO BRAVELY(岡田将人、31=BRAVELY GYM)が昨年6月以来の対戦となった津崎善郎(39=LAILAPS東京北星ジム)と3分5R(延長1R)で戦い、判定負けでスーパーウエルター級暫定王者を逃した。

序盤からキックと首相撲の応酬となり、両者ダウンを奪えないまま5回が終了。判定1-2で悲願はならなかった。

前回の一戦は3分3R(延長1R)で戦い、2R途中に相手の肘で眉上をカットされTKO負け。普段はキックと首相撲中心のスタイルだが今回はパンチの練習もかなり積んできたといい、前日会見では「どこからでも倒せるように練習してきました。リベンジとタイトル、2度おいしい試合にしたい」と語っていた。

今回、MASATOは同階級王者のタイのクンタップ・チャロンチャイ(BTC GYM)とベルトをかけて戦う予定だったが、相手の負傷で本番2週間前に急きょ津崎との再戦へ変更に。津崎も「調整期間が短くて大変でしたが、やらない理由はない。ベルトはほしいので」と強い意気込みを語っていた中での一戦だった。

MASATOは医学部生だった21年12月に1度競技生活を離れたが、22年末に関東の病院に勤務する傍ら、競技を再開。昨年3月に国立代々木体育館で行われた同大会で約1年3カ月ぶりに実戦復帰していた。今春からは勤務地の病院が変更になる予定で、KOボーナスの50万円は「引っ越し費用に充てたい」と語っていた。

青写真は今回の試合に勝利し、次戦でクンタップを制しての正規王者奪取だった。同選手とは昨年11月にベルトをかけないオープンフィンガーグローブでの試合で戦っており、判定勝ち。タイトルマッチの権利をつかみ、その際も「次はベルトをかけて」とリクエストしていた。今回もあらためて「次はクンタップ選手とベルトをかけてやりたい」と宣言していたが、惜しい敗戦となった。

 

◆MASATO BRAVELY(まさと・ぶれいぶりー)1993年2月15日、大分県大分市出身。本名岡田将人。大分上野丘高校卒業後、アルバイトで費用を稼ぎ、13年4月から単身タイへ。約1年半ムエタイ修行を積んで帰国し、16年4月から大分大医学部で学びながら活動を開始。16年11月に東京・ディファ有明で行われたWPMF(世界プロムエタイ連盟)の大会でプロデビュー。18年6月、東京・新宿FACEで行われたタイトル戦に勝利し、WPMF日本ウエルター級王者となる。21年8月にはM-1 JAPANスーパーウエルター級王者にも。プロ通算成績19戦11勝(5KO)7敗1分け。男4人兄弟の長男。身長177センチ、血液型A。