ボクシング界の「大谷世代」WBC世界ブリッジャー級21位で日本ヘビー級王者の但馬ミツロ(29=KWORLD3)が、世界挑戦に向けた“テストマッチ”に挑む。

3150FIGHTを手がける亀田興毅ファウンダー(37)は1日、名古屋初開催の興行(31日、名古屋国際会議場)で但馬のブリッジャー級初戦のカードを発表した。同級リミットと同じ契約101・6キロの8回戦で、同27位で4つの地域タイトルを獲得したアレクサンドル・ジュル(38=ルーマニア)と対戦。興毅氏は世界戦に向けて「この試合次第。簡単に突破すれば年内も可能性ありますね」と方向性を示した。

但馬は昨年の同時期に127キロあった体重を111キロまで落とした。「18年にアマチュア最後の大会を戦って以来の減量。当時は102キロを81キロまで落とした。20キロぐらいの減量はざらで苦手ではない。無駄なものをそぎ落として、仕上がっていく感覚を味わっている。いい食事と適切な運動を繰り返していけば、体重は自然に落ちる」と言った。

WBC世界同級王者ルカシュ・ロザンスキー(ポーランド)陣営とはすでに接触し、世界挑戦への下地はできている。最終目標は世界ヘビー級王者だが、まずは日本選手最重量の世界王者へ、キャリアを積む必要性も感じている。

但馬は「世界ランキングを駆け上がっていく姿を目指している」と明確に目標を掲げた。最大の難題、日本ではいないスパーリングパートナーもオーストラリアから7勝(6KO)1敗の実力者、トエセ・ヴシウツ(33)を呼び、通算50ラウンドを予定する。

結婚を発表した話題の人、同世代の大谷と面識こそないが「意識しているし、アスリートとしてあらゆる面で影響を受けている」。競技は違えど世界の頂点に立つ志は同じ。歴史を刻む偉業への大事な1歩を3・31に踏み出す。【実藤健一】