アドバイザーとして、自らが創設したK-1に“復帰”した正道会館・石井和義館長、RISE伊藤隆代表、K-1カルロス菊田プロデューサー、Krush宮田充プロデューサーが7日、都内レストランに集合した。多くのメディアも交えて、今後の立ち技格闘技をどう盛り上げるか意見交換会を行った。

さまざまな意見が出たが、メディア側からは「立ち技格闘技もルールやランキングの統一などが必要」という意見が多く出た。現在、K-1、RISEをはじめとする立ち技格闘技団体は無数にあり、その王者も無数にいるため、王者となっても一般にまで名前が浸透しにくい状況だ。だがランキングを統一することで誰が最強か分かりやすくなる。

そして、ランキングを統一したり、団体間で対抗戦を行うにはルールの統一が必要。つかむ、組むことが完全に禁止されているK-1と、「1キャッチ1アタック(つかんだり、組んだりして1回だけ攻撃OK)」は許されているRISEの両者でも、さらなる歩み寄りが期待される。

3月17日に「ABEMAプレゼンツRISEエルドラド2024」(東京体育館)、同20日には「K-1ワールドMAX2024」(代々木第1体育館)が開催される。両団体が主催するそれぞれの大会で合計10試合K-1対RISEの対抗戦が行われる。今後のさらなる立ち技格闘技の発展に向けた熱い戦いが期待される。【千葉修宏】