「RIZIN46」(29日、有明アリーナ)に出場する選手たちのインタビューが27日、都内で行われた。同大会のメインイベントRIZINフェザー級王座戦で王者・鈴木千裕(24)に挑戦する金原正徳(41)がド派手な青色のスーツで会見に現れた。

「いつもと心境が違うのか?」と聞かれた金原は「僕はあまり変わらないですけど、15年前に戦った小見川道大さんが、金ちゃんのタイトルマッチに花を添えたいということでスーツを作ってくれて」と説明。続けて「絶対、僕じゃチョイスしないようなド派手なスーツなんですけど、そういう気持ちがうれしいというか。過去に戦ってきた戦友たちの思いも背負ってタイトルマッチに臨みたいという気持ちがより大きくなりました」と、現在の心のありようを口にした。

金原は「前回、クレベル戦が終わった時に、このポテンシャルというか、この気持ちを継続的につくれるか不安なところがあったんですけど。実際に試合が決まって、タイにファイトキャンプに行ってから、気持ちも体ももう1度作り直すことができた」と、現在のコンディションが万全だと強調した。

王者・鈴木については「若くて勢いがあるし、みんなが思ってるそのままのイメージ。僕が倒されるか、僕が極めるかじゃないですかね。判定はないと思います。決着はつくと思う」と述べ、鈴木が会見で「(5分3Rの合計)15分で5回チャンスがあると思う。5回チャンスがあれば勝てる」と話したのに対し、金原は「僕は1回チャンスあれば極められると思います」と自信を見せた。

金原はこの試合のテーマについて聞かれると「生き残ることですかね」と断言。「負けたらおしまいという気持ちでずっとやってますけど、なんだかんだMMAすごい好きだし、嫌だけど試合は楽しいし、もう1回やってみたいという思いも出てくるかもしれないので、生き残りたいという気持ちは変わらないですね」と、まだまだ現役を続けたいという気持ちを示唆した。【千葉修宏】