WBA世界スーパーフライ級王者井岡一翔(35=志成)が5年7カ月ぶりの黒星を味わった。16勝無敗のIBF世界同級王者フェルナンド・マルティネス(32=アルゼンチン)との2団体王座統一戦に12回0-3判定(112-116、111-117、108-120)で敗れた。
主な一問一答は以下の通り。
-試合を振り返って
井岡「結果を出すためにやってきたので、王座を統一するためにやってきたので、結果としてはすごく悔しい。試合を通して1ラウンド(R)、1R全力で戦ってやり抜いた気持ちがあった。それに尽きる」
-判定を待つ心境は
井岡「12R通して戦っていなかったので。もう1R、1R全身全霊で戦っていたので。僕、判定まで考えていなかったので。倒すつもりで戦っていたので。その中で12Rになって勝ったか負けたか、分からなかった」
-作戦は前に出てボディー
井岡「それも1つの作戦。相手を下がらせるっていうのが、彼自身が一番そこを得意としている。相手を後退させて、自分が前に出て優勢に進めたいっていう彼のボクシングのスタイルだと思う。そこを逆に前に出て、そこの距離でもボクシングを上回りたいっていうのが考えではある。後ろでボクシングはしない」
-試合中に作戦変更はしなかった
井岡「戦い方に手応えを感じていた。ボディーも効いていたし、ダメージを与えられていた。削れているなっていう自分たちの認識の中で進めていった」
-想像以上に相手(のスタミナ)が持った
井岡「1R絶妙のタイミングで左のボディーが入って効いた。そこでしゃがむか、しゃがみこまないかっていうところが一番の大きな勝負の分かれ目だったのかなって」
-それで相手がボディー警戒したか
井岡「同じタイミングで入れさせてくれなかった。チャンピオンなので、オフェンスだけじゃなくてディフェンスもレベル高い」
-1人がフルマーク
井岡「もう判定はどうも思わない。負けは負けなので。自分がどういう風に戦い抜いたかっていうところが一番重要。もちろん結果は出しかった。応援していただいてた方たちに恩返ししたかった。自分は自分の生き方、戦い方を貫きたかったし、それは貫いたかなと思う。そこで結果がついてこなかったのは残念ですけど、やったことは満足してます。」
-パンチが効いた
井岡「効かなかったけど、パンチ力はあるので。体ごと持っていかれるような、バランス崩れるような感じはあった。あと厚みがすごかったです。固いサンドバッグたたいているみたいだった」
-すべて出し切ってこの結果
井岡「今はそこまで自分自身を落とし込んで考えられない。客観的にも考えられない。今すぐには受け止められない。自分がこの先、人生としてどういう風ににまた戦っていくのかっていうのは考えないといけない。今はまだ終わったばかりなので、そこまでは考えられてはいない」
-今後の展開
井岡「だってもうタイトルを持ってないし。自分が考えていることが全くの白紙になったので。考えようがない」
-マルティネスは望むなら再戦も選択肢にと言っていた
井岡「今は、じゃあすぐに再戦でもやりたいですっていうように思うような気持ちにはならない。満足って言い方はおかしいけど、悔しいとかいろんな思いってのは尽きないですけど、、この事実を受け止めるとともに、自分がこう全力で生き抜いた、この試合に臨んだっていうのは、自分自身で自分を受け入れたいし、自分自身でも満足したい。そのバランスをしっかり考えて今後のことを考えていきたいですし、今はもうゆっくりしたい」

