無敗の格闘家でプロボクシングWBA世界バンタム級7位の那須川天心(25=帝拳)との世界ランカー対決を控える同級4位ジョナサン・ロドリゲス(25=米国)が12日、都内のジムで練習を公開した。20日、東京・両国国技館で那須川との120ポンド(約54・43キロ)契約体重10回戦を控え、公開練習ではトレーナーの父インディオ氏も持つミットに力強いパンチを打ち込んだ。

昨年11月、元WBA世界スーパーフライ級王者カリド・ヤファイ(英国)に強烈な右オーバーハンドのフックを浴びせてダウンを奪い、1回KO勝利を挙げた。今年2月のアントニオ・バルガス(米国)とのWBA同級挑戦者決定戦では7回終了TKO負けながらも、1回に右ストレートでダウンを奪っている。序盤に倒せる右を持つロドリゲスは「もちろん右は自分の強みだ。ファイターとして複数の自分の中に良いパンチがある。その1つがご覧いただいた右だ。それ以外の武器は7月20日にお見せしたい」と自信の表情を浮かべた。

那須川の独特なリズム感、スピード感は群を抜いている。ボクシング転向3戦の映像をチェックしたというロドリゲスは「彼がスピードがあり、良いファイターだと知っている。何よりもタイミングが合えばパンチが当たるだろうし、自分もパンチを当てにいくさ」と不敵な笑みもみせた。ボクシングの戦績、世界ランキングも那須川よりも格上となるが「自分から(上回る点)は言いたくないが、自分がボクシングの経験が勝っている。彼もリングの中の経験はあっても、キックボクシング。彼は良い選手で油断はしていない」と淡々と口にした。

那須川との世界ランカー対決に勝てば、再び世界ランクも3位以内に浮上しそうだ。逆に連敗となれば世界挑戦が遠ざかる。ロドリゲスは「連敗は避けたいところだが、自分は試合に負けると思って受けていない。今、これからの試合も100%集中している。自分の方からKOすると言うつもりはない。ただ自分のタイミングが来れば勝利はおのずと出てくるし自分の試合をしたい」と集中力を研ぎ澄ませていた。