プロボクシング元WBC世界フライ級王者でWBO世界バンタム級1位の比嘉大吾(28=志成)が、6年ぶりに巡ってきた世界王座復帰のチャンスに万全の準備で臨む。
同級王者武居由樹(28=大橋)に9月3日、東京・有明アリーナで挑戦することが16日、都内で発表された。
王者は会見に出席したが、長野県の霧ケ峰高原で合宿中の比嘉は現地からリモートで会見に臨み「今は走り込み中心のトレーニングをしてます。挑戦を受けていただきありがとうございます。戻ってこられてうれしい」とコメントした。
比嘉はデビュー以来15連続KOをマーク。17年5月にWBC世界フライ級王座を獲得し、2度防衛に成功したが、18年4月の3度目の防衛戦で前日計量に失敗して王座を剥奪され、試合も9回TKO負け。その後、ライセンス無期限停止処分を受けた。
処分解除後は21年4月に現IBF世界バンタム級王者の西田凌佑(六島)に判定負けを喫したが、その後は4連勝(2KO)と復調して、世界ランク1位に上がってきた。
王者の武居は9戦全勝(8KO)の強打者だが、比嘉も21勝中19KO(2敗1分け)と8割近いKO率を誇る。「(武居は)パンチのある選手なので、すぐに終わったり、終わらせられたりする可能性がある。教科書にないような変則的なパンチも打ってくる。気を引き締めていきたい」と比嘉。20日の帰京後はスパーリング中心の練習で実戦感覚を磨き上げて、2階級制覇に挑む。【首藤正徳】

