無敗の格闘家でプロボクシングWBA世界バンタム級7位の那須川天心(25=帝拳)が20日、東京・両国国技館で同級4位ジョナサン・ロドリゲス(25=米国)との120ポンド(約54・4キロ)契約体重10回戦に臨む。
今回の興行PR画像、ポスターは那須川が赤コーナーで座って見つめる写真が採用。同じ興行のトリプル世界戦に出場するWBC世界バンタム級王者中谷潤人(26=M・T)、WBO世界スーパーフライ級王者田中恒成(29=畑中)、WBO世界フライ級2位加納陸(26=大成)と一緒に起用されたPR画像もモノクロに近いカラーでデザインされている。
担当者によると「那須川選手に昭和ボクシングのテイストを加え、令和風にアレンジしている」と説明する。那須川のPR画像を任されるデザイナーが80年代の海外ボクシングのPR画像やポスターのイメージを愛しており、自然と「昭和」のムードを漂わせるデザインになっているそうだ。実際の那須川は試合インターバル中にイスに座ることはないものの、今回は人気ボクシング漫画「あしたのジョー」の主人公・矢吹丈をほうふつさせるようにイスに腰掛け、鋭い眼光を送っている。
若者の間では「昭和レトロ」がブームになっている。昭和ソング、アナログレコードが流行し、レトロゲーム、昭和グッズなどが若者が集うショップで販売されている。無敗の格闘家時代から10~20代を中心に人気を集め、ボクシング転向後の会場でも、那須川の興行には子供や若者たちの姿、声援が目立っている。あえて「昭和」風にデザインすることで、新たなボクシングのファン層拡大を意識しているとみられる。

