プロボクシング東洋太平洋スーパーバンタム級王者中嶋一輝(31=大橋)が6月15日、エディオンアリーナ大阪で同級15位大嶋剣心(29=一力)と3度目防衛戦に臨むと30日、発表された。
所属ジムが大阪で初めて開催する自主興行フェニックスバトル137大会のメインで激突する。昨年12月、辰吉寿以輝(大阪帝拳)に2回KO勝ちして以来、約6カ月ぶりのリングとなる。
同日、東京・水道橋で大嶋とそろって会見した中嶋は「メインイベントに選んでいただき、ありがとうございます。絶対にKOで勝って防衛したいと思う」とより一層の強い意気込みを示した。奈良・大和郡山市出身で初めて関西圏でプロのリングに臨むだけに「初めての関西での試合なので盛り上がるように勝ちたい」と歓迎。3度目のタイトル挑戦となる大嶋は「強い王者だが、このチャンスを逃さず、生かすつもりで。会場をわかせるパンチを繰り出したい」と口にした。
アンダーカードでも大橋ジム所属で関西出身のボクサーが登場する。大阪市出身のWBA世界フライ級7位桑原拓(29=大橋)が湊義生(26=JM加古川拳)との52・0キロ8回戦に臨む。21年3月以来の再戦となる桑原は「プロ17戦目でずっと大阪で試合したかったと思っていた。再戦になるが、力の差をみせつけて先に進みたい」と口調を強めた。3月11日、ハムソン・ラマンダウ(インドネシア)を5回KOで撃破。昨年5月、東京ドームでの世界初挑戦以来となる再起戦を飾っていた。
また22年世界ユース優勝を誇るアマ7冠で兵庫・尼崎市出身の坂井優太(19)、アマ6冠で「浪速の激闘王」と呼ばれる大阪・藤井寺市出身の田中将吾(23=ともに大橋)もそれぞれ8回戦で出場予定。対戦相手は後日発表となる。3月25日、タニャパット・シーハナン(タイ)に1回KO勝ちしたばかりの坂井は「先週、試合で良い感じで勝てたので良かった。地元でやれるのはより見てもらえる方も多くなると思う」と言えば、同じ興行で田中佳斗(帝拳)に7回TKO勝ちしていた田中も「進化した姿を見せられるようにしたい」と臨戦態勢を整えた。
所属ジムの大橋秀行会長(60)は「これをきっかけに地方でもいろいろな場所でフェニックスバトルを開催していければ。選手も試合ができるし、各地区のプロモーターにお任せしてこういう興行ができれば良いと思う。またうちには井上尚弥、武居由樹の世界王者2人もいるのでタイミングが合えばエキシビションマッチもやっていきたい。子どもたちにも生でボクシングを見てもらい、ボクシングが普及すればいいと思う」と来年以降の構想として明かしていた。【藤中栄二】

