プロボクシングWBA世界ミニマム級2位松本流星(27=帝拳)がリング事故で亡くなった大学の先輩の思いを背負い、プロ7戦目での世界奪取を狙う。
14日、名古屋・IGアリーナで同級1位高田勇仁(27=ライオンズ)との同級正規王座決定戦を控え、12日、試合会場のサブアリーナで前日計量に出席。両者そろってリミット(47・6キロ)よりも100グラム少ない47・5キロでクリアした。1492人というファンが詰めかけた会場での計量を終え、松本は「チャンピオンになるぞと(お客さんに)アピールしてきました。たくさんお客さんがいて気分が上がりました」と世界戦スケジュールの雰囲気を満喫した。
8月2日、東京・後楽園ホールの興行で東洋太平洋スーパーフェザー級王座に挑戦した日大時代の先輩となる神足茂利さんがリング事故で硬膜下血腫となって開頭手術。経過観察中に死去した。今回は神足さんのロゴをTシャツやトランクスなど試合コスチュームに装着し、リングに上がるという。松本は「力を貸してという意味ではないですけど、明日もリングで一緒に戦おうと思って」と明かした。
名古屋市は神足さんの出身地でもある。今回は減量で疲労した肉体を癒やすためのおかゆなどを神足さんの兄昌治氏(松田ジムトレーナー)を通じて用意してもらったという。松本は「感慨深いですね。気持ちも入ります。シゲ先輩のお兄さんにサポートしていただいています」と感謝。神足さんに世界ベルトを届ける覚悟を示していた。

