08年北京オリンピック(五輪)柔道男子100キロ超級金メダリストで総合格闘家の石井慧(38)が、映画共演したWWEの「ザ・ロック」こと俳優ドゥエイン・ジョンソン(53)の演技に心酔した。米映画「ザ・スマッシング・マシン」の全米公開が10月3日に迫り、出演者の1人として日刊スポーツの取材に応じた。

「ザ・スマッシング・マシン」は日本で90年代後半から00年前半まで人気を博した総合格闘技イベントとなるPRIDEで活躍した総合格闘技界のレジェンドとなるマーク・ケアーを主人公に薬物依存や勝利への欲求、愛や友情を巡る闘いを描く新作ムービー。ジョンソンは主人公のケアー役、ライバルのイゴール・ボブチャンチン役にはプロボクシング4団体統一ヘビー級王者オレクサンドル・ウシク(38=ウクライナ)が務める。ベラトール2階級制覇王者ライアン・ベイダー(42=米国)がマーク・コールマン役、石井はエンセン井上役を担当している。石井は「海外での反響がすごく大きい。ジョンソンが見せた演技は本当に素晴らしく、アカデミー賞主演男優賞を狙えるような作品に出演できたことを光栄に思います」と“ゲキ推し”した。

石井が演じたエンセン井上はケアーとPRIDEマットで対戦している。自身の映画登場シーンについて「しっかり存在感を示せる場面をいただけたと思います」と解説した。現役格闘家たちの出演が話題となるが、ケアーの恋人役はエミリー・ブラントが務めるなどキャストも豪華。石井は「ボクはキャストたちと現場で会えただけで満足でした。撮影がない時も現場に行っていましたし。会いたくても会えない人たちなので。毎日、現場に行っていたので、行きすぎてディレクターから『出番を増やしてやる』と言われました」とエピソードを明かした。

同映画は今月1日、ベネチア国際映画祭でワールドプレミアされ、同作はベネチアでベニー・サフディ監督が銀獅子賞(監督賞)を受賞。同中旬にはトロント国際映画祭でもプレミア上映され大絶賛する観客が続出するなど、早くもオスカー候補の呼び声が高い。石井は「公開されたら、もっと僕からお話できることもあると思う。まずは映画公開を楽しみに待ってください」とPRしていた。