15日にプロボクシングWBC世界ライトフライ級王座を獲得し、1年ぶりに世界王座に返り咲いた新王者の岩田翔吉(30=帝拳)が一夜明けた16日、東京・新宿区の所属ジムで記者会見した。15日、横浜・BUNTAIで同級王者ノックアウト・CPフレッシュマート(35=タイ)を8回負傷判定で下した岩田は「本当に他団体も面白くなってくる。その王者たちとやれたらすごく盛り上がる試合ができるのではないか」と統一戦への思いを明かした。

WBA、WBO世界同級統一王者レネ・サンティアゴ(33=プエリトリコ)が4月3日、東京・後楽園ホールでWBA7位、WBO4位の谷口将隆(32=ワタナベ)との防衛戦を控える。そしてIBF世界同級王者タノンサック・シムシー(23=タイ/グリーンツダ)が同13日、東京・後楽園ホールで同級1位セルジオ・メンドーサ(25=メキシコ)との初防衛戦に臨む。

4月に日本で同級王者たちが防衛戦を行う環境にあるのは統一戦への「追い風」だ。サンティアゴ-谷口戦、タノンサック-メンドーサ戦を視察する意欲を示す岩田は自らの言動で統一戦への流れを起こすことも可能となる。「日本人同士というのはやってみたい。(サンティアゴ-谷口戦は)ニュートラルな気持ちで見ますが、しっかりと見ようと思っている」とキッパリ。日本人対決による王座統一戦にも強い興味を示した。

7月か9月に初防衛戦を行う可能性がある岩田はWBCから指名された挑戦者と戦うことが濃厚。休養王者カルロス・カニサレス(33=ベネスエラ)、同級1位エリク・バディージョ(30=メキシコ)と拳を交えることになりそうだ。この指名試合を勝利できれば、統一戦への道が開ける。

「まだ興奮状態が抜けていないので自然がきれいなところでボーッとしたい」としばらくオフタイムを過ごす予定だが、長い休養期間を設けるつもりはない。岩田は「まず体の疲労を抜いて、抜けたらロードワークから始めたい。ジムワークは1、2週間で再開したい。また次に向けて動き出したいなと思っている」と意欲的だった。