K-1MAX決勝戦(8日、東京・両国国技館)のリザーブファイトで日菜太(湘南格闘クラブ)と対戦するアンドレ・ジダ(ブラジル)がリングでも幸運を生かす。6日、都内での個別取材で、ジダは在住するカナダ・トロントで10月20日に銃撃戦に巻き込まれたことを告白。「道場の外に出て駐車場で車に乗ろうとした時に近くで銃撃戦があった。流れ弾が道場の生徒の腕を直撃して、私の頭にも当たった。試合も近かったしパニックになった」と流れ弾が当たって10針縫った左側頭部を指さした。

 今はまったく問題ないという。「とんでもない事件に巻き込まれたけど生きている。神様にも感謝したい。リングに上がったらいつでもKO目指す」と、本戦出場のかすかな可能性に懸けるつもりだ。