ボクシングの元WBA世界スーパーフライ級王者・名城信男(32=六島)が3日、大阪・近大で会見を開き、現役引退を発表、母校近大ボクシング部のヘッドコーチに就任することが決まった。

 名城は06年7月にWBA世界スーパーフライ級王座を獲得、プロ8戦目での世界王座獲得は当時国内最速タイ記録だった。その後、2度目の防衛に失敗して陥落したが、08年に再度同級王座を獲得した。プロ戦績は19勝(13KO)6敗1分け。

 名城は「(昨年)9月にタイで負けて悩んでいるところに、近大の赤井(英和)総監督からボクシング部を指導してみないかと、話がありました。即決で決めました。今までの経験を生かして、東京五輪を見据えてしっかり指導していきたい」と話した。