大相撲の春日山部屋が28日、川崎市内で部屋を移転した。

 春日山親方(38=元前頭浜錦)が先代と相撲部屋の建物の賃料支払いなどを争った裁判で和解が成立し、今月末で部屋を退去することが決定。朝から荷物を運び出し、新たな建物に引っ越した。土俵はまだないが、春日山親方は「迷惑かけて申し訳ない。少しでも良い環境をつくってあげたい」としみじみ。前の部屋で11年間過ごした幕下水口(34)は「寂しさはあまりない。楽しみです」と笑顔で話した。