元関脇若の里の西岩親方(39)が28日、相撲発祥の地と言われる奈良県葛城市で開かれた「相撲サミット2016in葛城」に参加した。

 相撲の町として同市の名前を全国に広げる策を議論するパネルディスカッションに出席。「相撲に興味を持ってもらうには、生で相撲を見てもらうのが一番。本場所もいいけど、稽古場の良さもある。勝つ姿はかっこいいけど、稽古で泥まみれ、汗まみれになってちょんまげが崩れるくらい真剣に取り組む姿を見れば、相撲に興味を持つ人はたくさんいる」と力説。生で相撲を見るために「春場所の相撲部屋の宿舎を葛城市に誘致してもらいたい」と私案を披露した。議論の参加者と相撲を取るなど、全身で相撲の楽しさをファンにアピールしていた。