横綱白鵬(31=宮城野)が打ち出し後、審判部に呼び出され、前日8日目に井筒審判部副部長が負傷した件について謝罪した。
8日目に寄り切りで勝利した際、相手の関脇嘉風(34=尾車)を土俵下まで投げ飛ばす格好となり、その衝撃で同副部長が左脚付け根付近を負傷。救急車で大阪市内の病院に運ばれ、骨折のため約3カ月の加療を必要と診断された。
審判部の伊勢ケ浜部長(元横綱旭富士)は「注意するべきことは注意しないと。本人のためにね」と呼び出した理由を説明。前日の一番のみならず「昨日のことだけでなく、今までの一連のこともあるから注意しました」と、これまでの何度かのダメ押しも重なってのことであることも強調した。その上で「本人も重々、分かっている。ダメ押しは危険だということを、しっかり意識してもらわないと」と話した。
また八角理事長(52=元横綱北勝海)は「現場の判断だからね。テレビで見るのとは(角度など)違うのかもしれない」と話した。横綱を呼び出しての注意が審判部の判断で行い、協会トップとしては直接、関知していないことを説明。同理事長は前日もこの日も「ダメ押しではない」という見方をしたが、それも間近の土俵下で見る審判員とは多少の見解の違いがある可能性も示唆した。

