西前頭11枚目の松鳳山(32=二所ノ関)が、東14枚目の錦木(25=伊勢ノ海)との同期対決を制した。

 狙っていた左を差せなかったが、休まずに攻め続けて押し出した。「手も伸びていたし、足も出ていたので内容はよかった」と満足げに語った。

 二人は06年春場所初土俵の同期で、相撲教習所時代の錦木について「すぐやめそうな感じ」。しかしその後、互いに力をつけ、昨年の秋場所に十両で対戦。小手投げで勝った松鳳山が優勝を決めた。幕内での対戦は初めてだったが「同期との戦いは気合が入った」と振り返った。

 5勝1敗として全勝の白鵬と稀勢の里を追う。ここまでの内容について「楽しくはない」というも、悲願の初優勝へ向け、気合十分のまま7日目の大砂嵐戦に臨みたいところだ。