大相撲の春日山親方(元幕内浜錦)が、先代親方の岩永祥紀氏(元幕内春日富士)に年寄名跡証書の引き渡しを求めた訴訟が14日、横浜地裁川崎支部で結審し、判決は8月2日に決まった。

 春日山親方は岩永氏が日本相撲協会退職後も不当に証書を所有しているとして、2013年に提訴した。岩永氏側は部屋継承などに伴う担保として預かったとして、正当性を主張している。

 春日山親方は「あとは判決を待つしかない。何もお答えすることはできない」と話した。岩永氏側代理人は「(春日山親方が)だましとられたというのは間違い。こちらの主張が通ると思う」と述べた。