日本相撲協会は11月30日、福岡国際センターで初場所(来年1月8日初日、東京・両国国技館)の番付編成会議を開き、照強(てるつよし、21=伊勢ケ浜)、力真(りきしん、21=立浪)、坂元改め大奄美(だいあまみ、23=追手風)が新十両に昇進した。

 鹿児島・奄美大島出身の坂元改め大奄美は「奄美の人の力をもらって(十両に)なれたと思う」と喜んだ。しこ名は「奄美よりも大きくなりたい」と、追手風親方(元前頭大翔山)と相談して決めた。日大職員時代の昨年に全日本実業団選手権個人を制し、幕下15枚目格付け出し資格を取得。初土俵から4勝3敗が6場所続いており「心が弱い。(勝ち越しで)ホッとしてしまう面がある」と課題を挙げた。