37歳の若さで死去した間垣親方(元小結時天空)の訃報に、新横綱の稀勢の里(30=田子ノ浦)も、哀悼の意を示した。

 31日午後、東京・江戸川区内の田子ノ浦部屋に足を運び、その後、所用のため外出。出発する際、取材に応じた。年齢は間垣親方が7歳上だが、初土俵は02年春場所の稀勢の里の方が2場所早い。そのため相撲教習所では、ともに汗を流した仲。「教習所でも一緒でしたし、本当に残念です。まだ若いし信じられない」と残念そうな表情を浮かべた。

 対戦成績は通算20回対戦し13勝7敗(幕内では13勝6敗)。業師の記憶は新横綱の胸にも刻まれているようで「蹴たぐりとかありましたね」と話す。その言葉通り、ちょんがけや蹴たぐりで黒星を喫したこともある。思いを巡らせた後に「ご冥福をお祈り申し上げます」の言葉で、故人をしのんだ。