大相撲の健康診断が1月31日、東京・両国国技館内の相撲診療所で行われ、ロシア出身で三段目の大露羅(おおろら、33=山響)が自己最重量となる283・8キロを計測した。元大関小錦が持つ歴代最重量285キロまで、あと1・2キロ。部屋の関取の北太樹から「負けんなよ。メシを食ってからもう1回来い!」とうながされて苦笑いを浮かべた。

 最高位幕下の大露羅はかつて、焼き肉屋で最大50人前を注文。さらにラーメン丼のご飯を4杯分とラーメン6杯を食べたことも。それでも、15年8月の健康診断での279・5キロが過去最高だったが「検査を忘れて、いつもは1週間前にするダイエットをしなかった。昨夜は食べなかったんですけど…」と悔しがった。

 思わぬ自己記録更新には「ヤバイ」を連呼。過去、自転車のサドルを数回ひん曲げた男は「自分でもびっくり。記録なんていりませんよ」と困り顔だった。