1月31日に悪性リンパ腫のため37歳で死去した元小結時天空の間垣親方(本名・時天空慶晃)の告別式が7日、東京・墨田区の回向院念仏堂で時津風一門葬としてしめやかに営まれた。日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)や横綱鶴竜ら約400人が参列。正代、小柳、豊ノ島らにひつぎを担がれて出棺を見送られた。

 間垣親方の兄弟子豊ノ島は「2人で約束をしました。2人っきりで飯でも食いながら相撲の話をすること。(時天空の)引退の時に『時天空の分まで頑張る』と言ったこと。1つ目は果たせなかったけど、2つ目は必ず。これからも、しこ名のごとく時津風部屋を天から空から見守って下さい」と言葉を詰まらせながら弔辞を読んだ。

 告別式を終えた時津風親方(元前頭時津海)は「堪えますね」とぽつり。続けて「(昨年の)9月に復帰して指導者として稽古場に毎日来てました。若い衆にしつけとかあいさつとか厳しかった。あんなに厳しく指導するやついない。自分も見習わないといけない。若い衆をしっかり指導していきたい」と、沈痛な表情を浮かべながらも前を向いた。