大相撲の人気の業師で、東十両11枚目の宇良(25)が昨年11月の九州場所後に右膝を手術したため、初場所(14日初日・両国国技館)を全休することが8日、分かった。

 師匠の木瀬親方(元幕内肥後ノ海)が明らかにした。3月の春場所は12場所ぶりに幕下へ転落することが確実となった。

 宇良は昨年7月の名古屋場所で右膝を負傷し、続く9月の秋場所を途中休場。九州場所は「右膝前十字靱帯(じんたい)損傷、左膝半月板損傷で手術的治療及びリハビリ治療を含め約3カ月の休業加療を必要とする」との診断書を提出して全休した。

 現在は来場所での復帰を視野にリハビリに努めている。木瀬親方は「(今後の予定は)本人に任せている。今が一番大事な時期。焦ってもしょうがない」と話した。