東前頭9枚目松鳳山(33=二所ノ関)が、西前頭3枚目栃ノ心(30=春日野)との同期対決に負けて、栃ノ心に初優勝を許した。

 立ち合いでもろ手突きから、激しい突き押しで勝機を伺った。懐に入ろうとしたが、栃ノ心の突きが強くてなかなか入れず、右を差されてじりじりと寄り切られた。「攻められてましたね。手が長い。懐が遠かった」と脱帽した。

 栃ノ心とは、06年春場所で共に初土俵を踏んだ同期だ。「昔から化け物でした」と規格外のパワーの持ち主だっという。新弟子時代の相撲教習所での稽古で、強烈な当たりをもらっては上唇を何度も切った。「よく薬局で口内炎の薬を探してました。飯食う時痛くて。口切られた思い出しかない」と苦笑いを浮かべた。「アマチュアの時にはいなかった。『こんなやついるんだ』って。とにかく強かった」と、当時を振り返った。