日本相撲協会の鏡山危機管理部長(元関脇多賀竜)は1日、東京・両国国技館で開かれた理事会後の記者会見で、現役最高位の行司である立行司、式守伊之助が10代若手行司にセクハラ行為をした問題について「当事者間で示談が成立し、解決した。そのことを理事会に報告した」と発表した。

 伊之助は昨年12月の冬巡業中に泥酔し、不祥事を起こした。1月13日の臨時理事会で3場所出場停止処分が決定。相撲協会が預かっている辞職願は処分が明ける5月の夏場所後に受理され、今後巡業を含めて土俵に上がらず角界を去る。