元横綱日馬富士関に暴行された貴ノ岩が、元大関を破って十両残留を確実にした。

 貴乃花親方は、貴ノ岩の十両残留に「安心しました。(千秋楽へ)ゆっくり寝なさいと言いたい」と胸をなで下ろした。取組は会場内の役員室のテレビで確認。「目標は15日間土俵に上がることだったので、千秋楽も土俵に上がることを祈ってます。貴ノ岩も(十両)貴源治も7勝7敗で、よくここまで14日間戦えた」と、中日に暴力問題を起こした十両貴公俊の双子の弟も併せてねぎらった。内閣府に提出していた相撲協会への告発状を取り下げる意向を示したが、協会執行部に直接は報告せず。29日の理事会で決まる貴公俊の処分についても「寛大な処置」を口にしていたが、5時間余り滞在した役員室では「特に」訴えてないという。