左膝外側半月板損傷で4日目から休場していた、元大関で東十両8枚目の照ノ富士(26=伊勢ケ浜)が、11日目から再出場することが決まった。

 照ノ富士は初日から3連敗を喫し、今場所はここまで未勝利。十両残留には少なくとも4勝は必要とみられており、元大関が幕下に陥落すれば昭和以降初となる。この日、都内の部屋で稽古を行った照ノ富士は「昨日(21日)親方と話して(決めた)。(十両残留の)可能性があるならと」と、師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)との相談の上、再出場を決めたと説明した。

 現在は両膝、左ひじ、糖尿病など、数々の故障や病気を抱えている。「親方と話して出るので、できるだけのことをやりたい」。5勝すれば十両残留の可能性は高まるだけに、残り5番は全勝を目指す。