単独トップの関脇栃ノ心(30=春日野)が前頭4枚目千代大龍(29=九重)をつりながら寄り切って無傷の10連勝を飾った。3場所合計34勝、昇進めどの2ケタ勝利を挙げ大関を決定的にした。

 1敗で追う3人は明暗が分かれた。2場所連続休場から復活を目指す横綱白鵬(33=宮城野)は、この日から再出場の小結遠藤(27=追手風)を送り出して1敗を守った。右上腕を負傷して休場していた遠藤は3勝5敗2休となった。

 初の2場所連続優勝を狙う横綱鶴竜(32=井筒)は右に変化して前頭5枚目琴奨菊(34=佐渡ケ嶽)をはたき込んで1敗を死守した。

 前頭11枚目千代の国(27=九重)は同17枚目錦木(27=伊勢ノ海)に押し出されて2敗目を喫した。

 関脇逸ノ城(25=湊)は前頭4枚目正代(26=時津風)を押し出して6勝目を挙げた。

 10日目を終わって全勝の栃ノ心を1敗で鶴竜、白鵬、2敗で千代の国が追っている。