横綱稀勢の里(32=田子ノ浦)の引退は賛成? 反対? 日刊スポーツは16日に緊急アンケートを当社ウェブサイトで実施。その結果、賛成80・1%、反対19・9%だった。引退時期に関しては、遅いが50・4%と約半数を占め、ちょうどいいが27・8%、早いが21・8%だった。

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アンケートの結果、約8割が稀勢の里の引退には「賛成」だった。横綱では貴乃花を抜いて、ワーストの8連敗。「先場所、今場所のような稀勢の里は見たくなかった」(青森・50代男性)、「厳しい表現をするが、全く横綱に値しない成績では引退は当然」(千葉・男性50代)、「引退時期よりも横綱昇進が早すぎた」(東京・60代男性)など、成績を鑑み仕方ないとの意見が大半だった。

「反対」意見は「日本人の横綱がいなくなるのは悲しい」(大阪・30代男性)「横綱の降格制度をつくったほうがいい。そうでないとあまりにもチャンスがなくてかわいそう」(北海道・20代女性)などの声が寄せられた。

決断の時期は「遅い」が約半数と厳しい意見が占めた。「体の付き合いがうまくいかなかったと思う。日本出身横綱の肩書も重荷だったのか」(三重・30代男性)「親方の判断、助言がもっと早くにあるべきだった」(東京・40代女性)。一方で「早い」と答えた人の中には日本人横綱の上腕や左大胸筋のけがが完治しない中での引退を惜しむ声が多かった。「全敗しても、納得の行くまで相撲を取り続けてもらいたかった。周囲が引退を仕向けた様な感じがする」(東京・女性40代)。「あと2場所くらい休んでも良いから、体調万全の横綱稀勢の里を見たかった。半年休まないと治らないケガを負ってるのに、休場してもダメとか相撲界をとりまく発想が時代錯誤」(東京・30代男性)との指摘もあった。

アンケートはニッカンスポーツ・コムで午前9時ごろから午後3時まで約6時間行い、2115件(男性1425人、女性690人)の回答を得た。