前頭8枚目朝乃山(25=高砂)が初優勝を決めた。大関豪栄道(33=境川)を寄り切って2敗を守った。3敗で追っていた横綱鶴竜(33=井筒)が、直後の結びの一番で敗れ、14日目で自身の初優勝が決まった。

1場所15日制定着の49年夏場所以降では昨年初場所の栃ノ心以来、21度目の平幕V。三役経験のない力士の優勝は、61年夏場所の佐田の山以来、58年ぶりとなった。豪栄道は9勝5敗。

関脇栃ノ心(31=春日野)は鶴竜をはたき込んで10勝目。1場所での大関返り咲きを決めた。

大関高安(29=田子ノ浦)は前頭7枚目正代(27=時津風)に引き落とされ8勝6敗。正代は9勝5敗。

人気力士の前頭2枚目遠藤(28=追手風)は、同10枚目の阿武咲(22=阿武松)を寄り切り6勝8敗。阿武咲は7勝7敗。