平幕同士の1敗対決で正代を破り、優勝争いの単独トップに立った前頭17枚目徳勝龍(33=木瀬)の26日の千秋楽の取組が、結びの一番の大関貴景勝(23=千賀ノ浦)に決まった。

 

千秋楽結びに平幕が出場するのは、昭和以降3度目。幕尻の力士が出場最高位の力士と対戦するのは史上初という異例の取組となる。

 

2敗に後退した前頭4枚目正代(28=時津風)は前頭2枚目御嶽海(27=出羽海)との取組で優勝に望みをつなぐ。

 

徳勝龍は千秋楽で勝てば、00年春場所の貴闘力以来、20年ぶり2度目の幕尻優勝。負けた場合、正代が敗れれば優勝、正代が勝った場合は優勝決定戦に持ち込まれる。

 

貴景勝は3敗となり脱落。優勝争いは徳勝龍と正代の2人に絞られている。