場所前と場所中に幕内力士の阿炎(26=錣山)が「夜の街」に足を運んでいたことを受けて、日本相撲協会は各部屋の協会員に対して八角理事長(元横綱北勝海)名で感染対策のガイドラインを熟読するよう通達する方針を固めた。

芝田山広報部長(元横綱大乃国)が明かし「ガイドラインは協会員1人1人の手に渡るように郵送している。30ページもあるガイドラインを最初から最後まで熟読するのは大変だけど、一般常識でも役立つ内容。熟読してもらわないと困る。こういうことがあったから理事長名で各部屋に送ることが大事」と話した。

阿炎は前日26日に、新型コロナウイルスの抗原検査で陰性だったが、キャバクラに通っていたことが判明している。同広報部長は「こんな不適切なことをやらかして、陰性で済んだから良かったものの症状がなく万が一、陽性なら大変なことになっていた。所帯持ったんなら今場所は自宅で謹慎してもらうしかない。俺らの時代は北尾(元横綱双羽黒)が新人類と呼ばれたけど“超新人類”だね」と皮肉った。