東前頭5枚目霧馬山(24=陸奥)が秋場所10日目、日本相撲協会に「左肩腱板(けんばん)損傷疑いにより9月場所の休場を要する」との診断書を提出して休場した。

師匠の陸奥親方(元大関霧島)によると、9日目の大関貴景勝戦で左肩を負傷していた。「『ぶちっといった』と言っていた」と師匠。再出場は検査の結果を待って判断するという。

霧馬山の休場は幕下だった17年秋場所以来3度目。6勝3敗で優勝争いに加わっていた。

10日目の対戦相手、大関朝乃山は今場所2度目の不戦勝となり、7勝目を挙げて思わぬかたちで勝ち越しに王手をかけた。1場所で2つ不戦勝した力士は、7月場所の大栄翔以来。大関では14年初場所の琴奨菊以来となった。

今場所の十両以上の休場者は白鵬、鶴竜の両横綱や再出場した琴奨菊らを含め10人となった。