大相撲の横綱白鵬(35=宮城野)が、11月場所(8日初日、東京・両国国技館)を休場することが決まった。東京・両国国技館で11月場所の取組編成会議が行われた6日、日本相撲協会に「右膝関節鏡手術、術後血症により約2週間の加療を要する見込み」との診断書を提出した。

鶴竜とともに両横綱が休場。2場所連続で複数の横綱が初日から休場する異例の事態となった。

8月13日に右膝の内視鏡手術を受けた白鵬は10月16日から計6日間、両国国技館内の相撲教習所で行われた合同稽古を皆勤し、新大関の正代らとの三番稽古で精力的に相撲を取って好調ぶりをアピールしていた。その後は11月場所出場を目指し、都内の部屋で調整していた。

白鵬は3場所連続の休場となり、今年1年間の5場所で皆勤した場所は、優勝した3月の春場所だけとなった。秋場所後に行われた横綱審議委員会(横審)による定例会では、断続的に休場が続いていることを指摘され、処分を求める厳しい意見も出ていた。