大相撲の行司が、プロ野球巨人のイベントに一役買った。11日、東京・両国国技館で「読売巨人軍2020シーズン感謝祭in国技館」が開催された。国技館の周囲には、大相撲で見られるようなのぼりが立ち、館内の電光掲示板には、巨人の選手名が相撲字で書かれたプレートが設置された。

本場所中は、このプレートに関取のしこ名が書かれ、東西力士のどちらが勝ったか分かるようになっている。今回のイベントでは、巨人の選手の姓が上段、名が下段に設置された。相撲字は、日本相撲協会に所属する本職の行司が、巨人から依頼されて書いた。プロ野球ファンの若手行司は「こうしてイベントにかかわれて、仕事をもらえてありがたいです」と話していた。