大関正代(29=時津風)が、今場所2度目の連勝で星を五分に戻した。

前日7日目に朝乃山を破って、連日の大関撃破を狙う東前頭4枚目霧馬山を寄り切った。もろ手で突かれて相手得意の左四つに。下手で振って体勢を崩すと、休まずに寄り立てた。4勝目を挙げた正代は「左が入って組み止めたので、何とか攻められた」と振り返った。

一方で初優勝を決めた昨年秋場所で目立った、相手をはじき返すような馬力十分の立ち合いが見られない。「まだまだバタバタしているので、落ち着いて取れるようにしたい」。

中日を終えて、いまだ3大関安泰がないことについては「後半の疲れもたまってくると思うので、まずはけががないように相撲を取れたらと思う」と言及しなかった。