西前頭12枚目の碧山(34=春日野)が、勝った方が敢闘賞の小結高安との一番をはたき込みで制した。

9日目から連勝が続いて優勝争いに加わり、この割りが組まれた。高安の攻めに耐えながら、最後は得意のはたき込み。「(勝てば敢闘賞は)知っていた。落ち着いていい相撲がとれたと思います」。一方で照ノ富士が敗れれば優勝決定戦だっただけに「残念です」と言った。

春に強い。春場所は19年12勝3敗で敢闘賞、昨年も11勝4敗で技能賞と、3年連続で2桁勝利と三賞を手にした。「いい成績をあげてよかったです」と喜んだ。