大相撲夏場所(5月9日初日、東京・両国国技館)に向けた合同稽古の2日目が20日、両国国技館内の相撲教習所で行われ、大関正代(29=時津風)は小結御嶽海らと計13番取って12勝1敗だった。

前日19日の初日は朝乃山と大関同士の三番稽古を行ったが、この日は御嶽海、阿武咲、若隆景ら複数の関取衆と相撲を取った。立ち合いの圧力は十分で「全体的に前に出る相撲が目立ったんじゃないかなと思います。内容としてはもう少し自分の形になれたらなというのはあります」と振り返った。

一方で番数については「ちょっとスタミナ的に厳しいところがあった」と、想定よりも少なかったという。「今までは(部屋で)幕下の力士とやっていた。やっぱりレベルが違うので、それなりに疲れも出ましたね。だんだんこれから前に出る相撲が形になってきたら、スタミナも温存じゃないですけど、番数取れてくるのかなと思います」と今後の調整を見据えた。

合同稽古は残り2日間となり、早くも折り返し。「(残り2日で)タイミングがあればまた大関(朝乃山)と。大関同士でするのもいいのかなと思っています」と意欲を示した。