大相撲夏場所(5月9日初日、東京・両国国技館)に向けた合同稽古の2日目が20日、両国国技館内の相撲教習所で行われ、平幕の明生(25=立浪)は初日から連日参加した。

この日は大関正代らと計11番相撲を取って汗を流した。複数の関取が参加しているため、多くの番数は確保できないだけに「だらだらやらないような気持ちでやっている。少なく濃くという意識」と、一番一番を集中して臨んでいるという。

東前頭3枚目だった春場所では2大関を破るなど10勝5敗の好成績を残し、初めての三賞(敢闘賞)も獲得した。新三役も目前。「常に上の番付を狙っている。しっかり我慢して、勝ち越していけるように」と意気込む。

茨城県つくばみらい市の部屋が、夏場所後に東京都台東区の旧常盤山部屋に移転する。夏場所が、茨城から本場所に通う最後の場所になる。「(茨城の部屋は)10年いた場所。入門してずっといた場所なので、そこを離れるのは寂しいけど、距離が近くなるのはうれしい」と喜んだ。