大相撲夏場所(5月9日初日、東京・両国国技館)に向けた合同稽古の3日目が両国国技館内の相撲教習所で行われ、初日から参加している大関正代(29=時津風)は平幕の若隆景らと計11番で7勝4敗だった。

立ち合いの圧力が伝わらず一方的に寄り切られる場面もあったが、番数を重ねるごとに本来の出足を取り戻した。「15番くらいを考えていたけどちょっと体がまだついてきていない」と前日の13番から減少。それでも他の部屋の関取衆と活気ある稽古を繰り広げ「(部屋の)幕下相手だとどうしても出し惜しみになっちゃうので、それに比べたらとてもいい稽古ができるんじゃないかと思います」と充実感を口にした。

今回の合同稽古は計6日から計4日に短縮されており、22日が早くも最終日となる。「ケガをしないように一番一番集中して、内容もこだわっていけたら」と正代。初日以来の朝乃山との大関同士の三番稽古については、笑みを浮かべつつ「それはお互いが合えば取るかもしれない。明日にならないと。明日僕が来ないかもしれないので」と冗談交じりに話した。