進退をかける横綱白鵬(36=宮城野)が、初日から3連勝。一気の出足に定評のある大栄翔(27=追手風)を、右から張って足を止めると左をのぞかせた。大栄翔が出るところを、体を開きその左から豪快な、すくい投げで転がした。

取組前に「立ち合いさえ間違わなければ問題ないでしょう。立ち遅れたり、距離があったりすると(出られる)。距離を縮めたいところだろう」と読んでいた協会トップの八角理事長(元横綱北勝海)は、あっけなく勝負が決まると「立ち合いが厳しかった。立ち合いさえ厳しく入れば、こうゆう形になる」と振り返った。最後の投げも、痛めている右膝に重心をかけ左足をはね上げるようにして決めた。この場面も逃さず「最後ははね上げている。(膝も)気になってないような気がする」と不安視される右膝も現状では問題ないことを指摘した。

進退をかける場所も、活きの良い相手を前に無傷の3連勝。「まだまだ手探りの状態かもしれないけど、初日とは精神的にも立ち合いの感覚も全然違う。どんどん勝っていけば精神的に楽になり、そうするうちにいつも通りの白鵬の相撲になる」と同理事長は、視界良好を見通していた。