この日から出場、休場と明暗を分けた大関経験者と現役大関の両力士に、日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)は体のケアの大切さを説いた。
今場所、大関復帰がかかりながら腰痛のため初日から休場した関脇高安(30=田子ノ浦)がこの日から土俵復帰。腰の重い200キロの逸ノ城(28=湊)を相手に終始、低い姿勢を保ちながら勝機をうかがい、おっつけながら最後は左を差して寄り切った。同理事長は「足もよく送っていたし、いい相撲で勝った。足にも力が入っていたようだ」と、まずはほめた。その一方で「足が細いような気がする。この場所を乗り切るのは大変だと思う」とし、そのためには「それなりのケアが15日間、必要だ。疲れを残さないこと。稽古の前に準備運動をやって、稽古の後はマッサージとか。疲れを残さないことだ」と体調管理を求めた。
この日から休場した大関貴景勝(24=常盤山)については患部が首ということもあり「首は大事ですから、やっぱり心配ですよ。焦らず、じっくり構えて治してほしい」と焦りは禁物であることを説いた。自らの現役時代も、関取になる前に何度か、電気が走るような衝撃を経験したというが「大関に上がっての(首の)ケガだから、どう対応していいのか難しいだろう。トレーニングをして良くなるのか、そのへんは分からない。(貴景勝の)相撲の性質上、(これまでの)積み重ねだと思う。相当の当たりをしているから」と、心情を察していた。

