琴ノ若は一山本とのフレッシュな2敗対決を制し、勝ち越しを決めた。

「相手のペースにならせないと考えていた。自分が受け身になれば苦しくなる。先に攻めようと意識した」。今場所は立ち合いの強さが目立つ。一気の出足を武器とした元大関琴奨菊の秀ノ山親方の指導も生きる。「これを続けないとまぐれと言われる」と表情は緩めない。