さる5日に茨城・阿見町に完成した部屋で、関係者を招いて部屋開きを行った二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)が7日、代表取材に応じ、2面の土俵を備えた広々とした稽古場を初公開した。

5日の部屋開きの際は、2つある土俵のうちの1つを式典用のため壊していたが、前日6日に作り直し、この日から稽古を再開。幕内経験のある幕下の友風ら若い衆が約2時間、稽古で汗を流した。稽古を見守った二所ノ関親方は「2面だと、調整組としっかりやる組と分けたりすることで効率よく(できる)。いつも通り、気合の入った稽古でした」と話した。新たな船出に「向上心のある力士が多いので、しっかり鼓舞しながら1人1人の弱点を見つけながら、特技を生かすのが私の役目。みんなに愛されるような強くて、たくましい力士を輩出したいですね」と語った。