日本相撲協会が「大相撲プレミアムシート」の設置を検討していることが15日、分かった。東京・両国国技館の正面ボックス席2枠とマス席7枠を合体させた新シートで、NHKの放送ブースの両サイド合計2シートの新設を予定している。1シート20人による利用を想定し、来年1月の初場所から稼働させる。

プレミアムシートの金額は検討中だが、これまでの座席料金を換算するだけでも1日あたり40万円近くになる。日本相撲協会は、年間パッケージとしての販売を考えており、東京場所での開催は1年45日間あるため、新たな付加価値も考慮すると1シート2000万円を超える金額になる可能性がある。2シート合わせれば、4000万円を超えるビッグビジネスだ。

付加価値も現在調整中だが、相撲協会は以下のサービスを検討中だ。

(1)専用コンシェルジュの設置

(2)ビールなどアルコールも含めて飲み放題

(3)国技館の地下駐車場利用可

(4)専用モニター設置

(5)プレミアムシートの命名権

(6)懸賞旗の掲出

(7)通常は立ち入り禁止区域での土俵入り観戦

(8)打ち出し後に土俵前で記念撮影

(9)支度部屋などバックヤードツアー

(10)親方による生解説

このほかのサービスも考えられており、早ければ9月の秋場所で運用リハーサルが行われる。

協会関係者は「コロナ禍で赤字が続き、いろいろな策を考えないといけない時代になった。付加価値を考えれば、決して高くない。いい方向に進んで欲しい」と話している。