結びの一番で、平幕の逸ノ城(29=湊)が横綱照ノ富士(30=伊勢ケ浜)を、もろ差しのガップリ四つから力でねじ伏せるように寄り切って、5連勝で単独トップに立った。同時に9個目の金星で歴代10位に名を連ねた。
立ち合いの一瞬で左前まわしを引くと、前に出ながらの出し投げ、さらに頭をつけもろ差しの体勢に。苦し紛れに、両腕をきめる照ノ富士だったが、何せ200キロの巨漢だけに効かない。そのまま巨体を寄せ、横綱を寄り切った。
報道陣のリモート取材に応じた日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)は「先に上手を引いたこと。引いて早く攻めたこと」と勝因を端的に指摘した。さらに「このまま行きそうな気がする。ドッシリしていて落ち着いている」と早くもV候補として指名。「先に圧力をかけているから照ノ富士は何も出来なかった。今場所の優勝候補に名乗りを上げた」と高く評価していた。

