2年連続アマチュア横綱で、先場所デビューした東幕下3枚目の大の里(23=二所ノ関)が、今場所初黒星を喫した。

東幕下筆頭の時疾風と呼吸が合わず、3度目の立ち合いで右のかち上げを選択。勢いよく押し込んだが、右腕をたぐられ、後ろに回り込まれて送り出された。勝てば勝ち越し王手だったが、2勝1敗となった。

取組後は「今は『悔しい』しか出てこない。また集中して頑張りたい」と、唇をかんだ。デビュー2場所目で通算2敗目となった。先場所の一番相撲で敗れた177センチ、120キロの石崎に続き、この日の時疾風も178センチ、129キロ。192センチ、177キロの大の里に比べると、身長で15センチ程度、体重で50キロ程度も小さい相手に、またも敗れた。

「結果が全て。負けたので。でも、これで終わりじゃない。あと4番、切り替えて、集中して臨みたい」。勝ち越せば、来場所の新十両昇進の可能性が出てくる。さらに5勝、6勝と白星を増やせば、その分、新十両昇進の可能性が増す。まずは勝ち越しに向けて、気持ちを切り替えていた。

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