日体大で2年連続アマチュア横綱の実績を手に、先場所デビューした東幕下3枚目の大の里(23=二所ノ関)が、プロ初の連敗を喫した。日大時代に学生横綱に輝いた1学年上の新十両で川副改め輝鵬と対戦。初めて十両土俵に立ち、立ち合いから終始前に出た。左おっつけで土俵際まで一気に運んだが、相手のはたき込みに前のめりに落ちた。輝鵬の足が出るのと、微妙なタイミングで軍配は輝鵬。物言いがついたが軍配通りで、2勝2敗となった。幕下時疾風に敗れた5日目の三番相撲に続き、連敗となった。

取組後は「この前と一緒。情けない。詰めの甘さが出た。土俵際が落とし穴だった」と、唇をかんだ。今場所は勝ち越せば、来場所の新十両昇進の可能性が出てくる番付。「切り替えて頑張ります」と、巻き返しを誓っていた。